邦楽用語のミニ辞典
■ 邦楽 (ほうがく)

本邦(ほんぽう)音楽の略称。国楽(こくがく)、和楽(わがく)などが同義に用いられることもあった。もっとも広義には、日本の音楽の総称。ふつうには、明治期に輸入された欧米の音楽、「洋楽」に対する語であり、洋楽以外の日本の民族音楽全てを指す。近現代に日本人が創作した雅楽(ががく)、声明(しょうみょう)、能楽(のうがく)、箏曲(そうきょく)、三味線音楽(しゃみせんおんがく)、尺八音楽(しゃくはちおんがく)、琵琶音楽(びわおんがく)、浄瑠璃(じょうるり)、歌舞伎(かぶき)、長唄(ながうた)など。ちなみにレコード業界では「純邦楽」というジャンルで扱われることが多い。