邦楽用語のミニ辞典
■ 十七弦箏 (じゅうしちげんごと、じゅうしちげんそう)

17本の弦を持つ大型の箏。「十七弦箏」より「十七弦」と呼ばれることが多い。特に低音を演奏するために、大正10年10月、宮城道雄が胴の全長254センチの箏を考案したが、その後、作られたやや小型(胴長210センチ)の十七弦が今日では主流となっている。更に現在は二十弦、二十五弦などのより音域が広い楽器も開発、演奏されている。